チェンジからトランスフォームへ

SDGsその本質は、
「チェンジ」ではなく「トランスフォーム」だったりします。

ありがたい事に最近多くの方とSDGsについて話す機会が増えてきました。

SDGsを詳しく知っている方から、あまり知らない方、私と同じくらいの知識の方など。ほんとさまざま。

その中のあまり知らない方でも「持続可能」や「社会の変化」などのキーワードなんかは知ってたりします。

ですが、「採択されたSDGsの正式文章とかって知っていますか?」って聞くと、

多くの方が「知ってます!Sustainable Development Goals」でしょって声高に答えます。

 

これ、それはそうだけど実は、国連で採択された正式文章は「Transforming our world: the 2030 Agenda for Sustainable Development」だったりするんです。

日本語にすると「我々の世界を変革する:持続可能な開発のための2030アジェンダ」となります。

SDGsの事を話す上で、Sustainable(サスティナブル/持続可能な)という言葉はよく耳にするけど、Transforming(トランスフォーミング/変革)の部分はあまり耳にしなく置き去りにされている気がします。かく言う私も、最初は気にもしていなかったのですが。

そのせいか、もしかしてSDGsの「変革」の部分は多くの人が、「Transforming」ではなくて「Change」と捉えているのでは?と最近よく思います。

これ、日本語に訳すとどちらも「変わる」という意味合いですが、実は結構違います。

「Change」は、洋服の着替えや、家具の入れ替えなど簡単に元に戻せる変化で、「Transforming」は幼虫の孵化など、元ある状態から全く違うものに変態するというような意味合いなのです。

SDGsの本質は、まさしく我々の世界のあり方をただ変えるのでなく、全く新しいあり方に変容させていくといった事になるのです。

Change the Worldではなく、Transforming our World

次の世代やその次の世代にも美しい地球を残せるように、持続可能な社会への変革(Transforming)が求められているのです。

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